思考を言語化することの大切さ
自分の考えをどのようにまとめるか、ということについて考えてみました。
目次
まとめるというよりは吐き出す
自分の頭の中で様々なことが巡っていると、目の前のことに集中できな、といった状態が起きることがります。
主に、業務量が増えてきて、自分にゆとりがないときに起きやすいように感じます。
もともと心配症なのもあるが、考えだすと必要のにことまで考え始めてしまいます。
自分で、その不安な気持ちを解消するためには、頭の中を一度吐き出すようにしています。
本当の目的は何か?
そもそも書き出す目的ですが、もやもやしている時は自分の中には2種類の考えが浮かびます。
- やるべきことを思い出す
- やりたいと思っていたことを思いつく
前者は、いわゆるGTDの考え方としてタスク管理を行う際に必要なのですが、後者はそこまで必要ではありません。
自分の部屋の模様替えだったり、iPad活用の発展形だったりとします。
一言で言うと「いまじゃない」ものです。
ただし、ここで重要なのが、いまじゃなくても私にとっては必要なものなのです。
往々にして、こう言うときに思いつくのは、自分の中ではなかなか良いひらめきだったりするのです。
おそらく、現実逃避と急がなくてはという思考制限からそういったものに気づくのでしょう。
ノートに書き出す
そういう時は、ノートに書き出します。
私は、iPad mini第5世代とapple pencil初代を利用しています。
ノートアプリはその時々によりますが、コンセプトであったり、Goodnotes5を使用します。
ポイントは2つ。 - 手書きで吐き出す - 枠内に収める
手書きで吐き出す
私は、タッチタイピングができません。
なので、変換や入力ミスの際に、視点が手元と画面を行き来するのが思考の妨げになっているように感じます。
それから、手書きの方が思考が捗るように感じます。
手書きの有用性は様々な文献で主張されていますが、その信憑性などに関しては割愛させていただきます。
ただ、私は手書きの方がいいように感じます。
枠内に収める
枠内に収めるというのは、外的要因により、書くことができるスペースが決まっているのです。
例えば、9分割の格子状の枠の中にアイデア出しをしようします。
そこで、7つの案がうかびました。
さて、後の2枠はどうしましょうか。
となると、あと2つ浮かばないだろうかと考えようとするのです。
もちろん、これが全てではありませんが始まりがあり、終わりがある方が描き終えたときの満足感も変わってくるのです。
枠内に収めるというのは、思考を良い意味で制限すると思っています 。
なぜなぜ
さて、書き出すときに浮かばずに手が止まることがあります。
そうい言う時は、音楽を聴いたり、podcastを聴いたりします。
私がとても影響を受けているのはごりゅごcastですが、刺激を欲しい時はtaskchute cloudの開発者であるjmatuzaki氏が行なっているひらめきラジオのアーカイブを聴いています。
これらは、音量も絞り意識は目の前に向けます。
そうして、筆が乗ってきたら迷わず止めるのです。
人との会話では自分を優先することはできませんが、podcastなら自分のペースで止められるのです。
巻き戻しもできます。
筆がとまったら耳を傾けると、内容や単語が耳にはいってきます。
そこから自分が思いついたことを書き出すのです。
そして、そのときに行うことが「なぜなぜ」と自分で自分に問いかけるのです。
今考えたいことでも、そうでないことでも構いません。
- 早起きできない理由はなにか?
- 感情・不安はなにか?
- 今起きていて目をそらしている問題は?
- もやもやしていることはなにか?
最近の私の頭の中にあったもやもやの一部です。
これらは、別になんでもいいのです。
ただ、自分で自分に問いかけるのです。
scrapboxに転記
これらを終えると、私はscrapboxにつけている日記に転記します。
自分の思考は、書き出し、転記し、そこに付随して思いついたことを書き出します。
Scrapboxのいいところは、そこからnew pageとして新しいページを作ることができます。
そこにthinkというタグをつけておきます。
すると、ブログのネタに困ったとき、そこのタグから自分が思っていたものが一覧として並ぶのです。
また、[]で囲うことでリンクにもなるので、自分の以前考えたものと繋げることができるのです。
(今回の記事は、会議中に思いついたメモから派生して記載しています)
自分の思考を死蔵させずにすることで、頭の中を書き出すというすっきりとする目的だけでなく、自分だけのwikipediaであるscrapboxも育てることができるのです。
まとめ
自分で頭の中を書き出しているとき、集中力を使います。
ただ、目の前のことに向き合うのです。
そうすると瞑想のような一種の心地よい感覚に陥ることがあります。
なかなかそういった時間を取ることは難しいかもしれませんが、紙とペンさえあればどこでもできるので、気になった方は一度試してみてください。
思考を言語化することの大切さでした。