保育日誌(07/08/21)
特筆することなしなので、ちょっと小話。
自分は昔、怒らない先生をめざしていたのだが、
実際現場に出るとそうも言ってられない。
怒らなければ、子どもは怪我をしてしまうかもしれない。
そういうために怒ってきた。
その「怒る」という行為を自分は「注意する」と定義していた。
相手のためを思って、言う。大事なことだと思っている。
そして、感情で「怒る」ことを「怒る」としていた。
イラっとしたことを言われたりしてそういうふうに言ってしまうのだろう。
「注意する」だとニュアンスがしっくりこない。
そこで、前先輩に相談したらこういわれた。
『それは「しかる」ってことなんじゃない?』
なるほど。
怒る≠叱る
言われてみればすごい納得。
その先輩いわく、実習中でも「怒る」という言葉より「叱る」という言葉を使うように注意されたそうだ。
現代の親は、しつけが行き過ぎて虐待と言われることが多い。
それは、根本に「怒る」と「叱る」のどちらかの目的があるかによって分けられるべきなんだと思う。
昔は、体罰もある程度はゆるされていた。
(こういう言い方をすると誤解を招きそうだが、体罰はいいとは思わない)しかし、それが原因でひねくれていたかというとそうでもない。
要はしつける側、つまり大人がしつけというものを理解しないでやってしまってるんだと思う。
こう考えると、虐待だの何だの言われてしまっているが、そういうことを教えてあげてないんだから仕方のないことかもしれない。
だからこそ、こういう間違ったことをしてる人には、保育園などの施設をはじめ、学校などで保護者の相談に乗ってあげる環境・場を作っていくのが必要だと思う。
子育てだって、なんにも知らずにやろうと思ったって無理なんだから
もっと公園での仲間だったりをつくっていってほしいと思う。