白夜行 - 東野圭吾
数日前、古本屋で時間をつぶしている間に、ふと見つけた本。
「白夜行」
山田孝之と綾瀬はるかがドラマをやったということでなかなか有名になったこの話。
自分は、興味津々で見ること数話。
無理。
話がダークかつ具体的すぎ。
いや、すごいんだよ?
ドラマとしても話がわかりやすいんだよ。
けど、これは無理だった。
最終話だけ見て、うん。って状態。
全部見たら、精神的に病む自信アリ(マテ
で、本なら無理になったらちょっとずつ読めばいいやとか、思ってたわけで買ってみた。
うん、きてる。
なんかね、人間の本質ってのが見えたよ。
所詮作り話だけど、なかなかえぐいぜ?
こっちは話が抽象且つオブラートに包まれている。
しかし、想像しながら読んでいくと、生々しいのもいいとこだ。
ホンキで泣きたくなった。
人は生きるために何処までするのだろう?
自分はここまでして生きたいと思うのだろうか?
「生きてる理由などない だけど死にたくもない」
ミスチルの未来より抜粋。
コレとは違うかもしれないけど、空気的には近いものを感じた。
ん~むしろ、二人で明るい世界を生きたかっただけなのだろう。
純粋に、ただ日々を送りたかったのだろう。
「日常」という、他にはありふれた日々を。
「生きる」ということに関して貪欲でいることにより、
人を疑い自分の信念のもと生きていくことにより、
自分が自分であると周りに認めさせたのだろう。
正直、こうしてまで自分は生き延びたいとは思わない。
このような結果になったんだと思う。