トゥモロー・ワールド
トゥモロー・ワールド プレミアム・エディション クライヴ・オーウェン (2007/03/21) ポニーキャニオン この商品の詳細を見る |
2027年━━子供が誕生しない未来
昨日付けでレンタル解禁になったこの映画。
前、どっかのブログを適当に巡回していたときに、気になった映画。
で、昨日仕事に入ったときにレンタル開始ということで、早速今日見ました。
※ネタバレしてしまうかもしれません。あらかじめご了承ください。※
一番印象に残ったのが、赤ちゃんの泣き声。
銃撃戦に、キー(母親)とその子どもが巻き込まれてしまうシーンがある。
そこで、赤ちゃんがひたすら泣き続けているのだが、銃撃戦がやむ。
廃墟のようなところなのだが、ひたすら泣き声が響く。
ひたすら。
この映画は、不妊が続き、子どもが生まれなくなった世界のもと、移民がイギリスに押し寄せ、移民と原住民とが抗争があったりするのだが、その辺りは見てほしい。ストーリーは申し分ないが、もう少し、時代背景の描写がほしかった。リアリティーを追求してしまうのは濃くかもしれないが。
さてさて、今度はこの世界を私たちの今生きてるこの世界で想像してみてほしい。
子どもがいなくなるのだ。
自分の場合、仕事柄子どもと触れ合う日々。
それがなくなるのだ。
しかし、それは問題の序の口だ。
少し考えればわかるが子どもが生まれない=世代が続かないわけで、
人類が滅びるわけだ。生物学的に、絶滅というやつだ。
なにも浮かばなかったので申し訳ないが、パンダで考えてみよう。
もう、自然にはほとんど生まれなくなっているパンダ。
これが人類規模でおきたら大変なことだ。
高齢社会とか、そんな次元じゃない。
年金だとか制度の問題ではないのだ。
今は、減っているだけかもしれない。
けど、それを経済だのなんだの理由をつけて出生率が下がってるのを考察しているが、なにか手を打つべきなのかもしれない。
そして、行動すべきなのは、自分ら、つまりこれからの世の中を背負っていくもの達なのだろう。
と、まぁ世界規模でこんなことがいきなり起こるわけではないのだが、
人類ってのは結構簡単に滅びるのではないかと、思わざるを得ない映画だった。
昔見た、ドラゴン・ヘッドも、世界が滅びる映画だったっけ。
こういう映画を作った人はどういうことを考えて、映画を作ったのだろうか。
映画の焦点を「人間性」に当てているのも面白いが、
「世界」「地球」など大きい規模で取り上げているものも興味深い。