よそのおにいさん
ピアノの発表会が日曜日にあった。
弾いた曲は愛が呼ぶほうへ。趣味全快です。
えーと、では本編。
そのときの参加者の中に、発達障害と思われる子どもがいた。学年は小2だそうでかわいらしい男の子でした。
おにーさん!っていってなついてくれて楽しんでいたのだが、そのときの一つのエピソードを紹介したい。
お絵かきを、待ってる間にやっていたのだが、書いてはすぐ次の紙に行くのだ。
お絵かき帳というか落書き帳というか、めくっていくタイプのものを少し書いただけでめくっていく。
最初はなにかとおもったが、気にくわないと次に行くようだ。
ちょっと失敗したところが気になり、新しく書き直す。
また、塗り絵帳をもってて、模写をしてたのだが、一度覚えるともう一度書いていた。
ドラえもんなんかは何度も書いていた。きっと得意なのだろう。
途中である試みが浮かんだ。
書いてめくった紙を裏返しにして、書く場所においてみた。
すると、気づくのだ。
まとめて置いておいた紙をぽいっとよけて、また新しく書き始めた。
結局ほかの紙は置きっぱなしとなってしまったのがすこし残念だ。
発表自体は蛙のうたなどを弾き、母親が伴奏をつけていた。
なんとも不思議だった。なんていうか、障害とか健常とかつい使ってしまうけど、なんか違う気がした。
あとは、すごい御家族が前向きだった。
ピアノを習わせてみる時点で結構チャレンジャーだと思ったが、お話を聞かせてもらってすごい前向きさをかんじた。
世の中こういう人だらけではないが、こういうことなんだなって感じた。
保育園の先生として、ではなくただのおにいさんとして接して、また新しいものを感じた。新鮮というのかなんというか。
きっと新鮮というより忘れていた何かなのかなと思う。