I LOVE ANIYTHING

自分の興味あるものや購入したものについて書いていきます。

お集まり

子どもを一定時間集めて話を聞かせる。そういった機会が普段の生活の中でよくあります。その際の年齢、時間などは様々ですが、それについてちょっと自分なりのまとめを。

1、楽しく

子どもが一定時間座っているためには、子どもが興味を持たなくてはなりたちません。職員が数人囲むようにすわり子どもを押さえつけでもしないかぎり、つまらないこと・興味のないことは聞きません。

そんな中自分が心がけているは、楽しくということです。楽しくといっても、騒いだり自由にしゃべっていたのではお集まりにはなりません。

たとえば歌遊び。歌遊びでなにがたのしいかといえば、耳から入る音・言葉が楽しいわけですね。さて、ここで問題が起きます。歌を聴くことが楽しいと思うには子どもには難しすぎるのです。ただ、前で歌っている。それを聞くだけではむしろつまらないのです。

では楽しむためにはどうするか。それは参加するのです。声で、手で、体で参加するのです。

よく自分が歌うのは「しまうまグルグル」です。しまうまのしまを取って様々なものにつける歌で、子どもの名前だったり身近なものに付けたりすると音が楽しかったり、自分の名前が呼ばれてうれしいものなんです。

次は僕が・私が・・・なんて思いながら参加すれば、それは興味を持たせることに成功しているわけですね。

幼稚園などで定番の「○○ちゃん、○○ちゃんどこでしょう?ここですここです、ここにいます」なども同じだと思います。

また、歌遊びのなかで楽器を使用するしない、また楽器の種類というのも重要になってきます。

たとえば自分の場合はギターを使用します。子どもと顔をあわせ、表情を見ながら行えることが一番の利点と自分は考えます。

また、ギターを持って歌いながら歩けば、後ろのほうの子どもとの距離もかわるのです。そういったことも含めて楽器選びも重要と考えています。

2、集中して

話を聞くのにもうひとつ必要なのは集中力だと考えています。もちろん、その年齢に応じた集中力の持続時間というものもありますが、集中させる環境であったり、話し方、提供するものというものも考え物です。

集中力を養うために、よく使う方法としては絵本です。絵本を聞くとき、視覚的に見るものがあることで視点が定まり他のものへと余計な考えが浮かびにくいと個人的には思います。また、読むときも、ページをめくる動作も含めて読み聞かせと考える。そうすると絵本の角度、開き方、まためくるタイミングも重要になってくる。その時心がけているのは、子どもを見ることです。

見ながらめくる。そうすることで、子どもの視点がどこにあるか、また読んでいる絵本の感想を表情から読み取るのです。

たとえば、目をそらして下を向いている子がいるとします。その子は話に入り込めていないのです。そうしたら、その子に伝えたいという思いの元、その子を見ながら読む。そうすると、自然に声が大きくなると思います。というのも、その子に届くように声を少し大きくして気づかせるわけです。そうして、なにか大きい声がする、と顔を上げたときに目が合うわけです。そこから自分と目が合ったらその子が絵本を楽しいと思えるように、読み続ける。そこで引き込むことができればそれは、一人話を集中して聞く子が増えるわけです。

学生バイトのころよく行っていたのは、注意をする、しかもみんなの前で名前を呼び、聞きなさいと言う。今思えばなんてナンセンス。だって聞きたくないのには理由があるのだから。話がわからない・つまらない・聞きたくない・遊びたい。だったら、それ以上におもしろいこと・楽しいことをすればいい。いまでこそそう思えるけどなかなかそう行き着くまでがむずかしいものでした。

 さて、もうひとつ行うのが片足バランスゲームです。さきほどの視点や静かになどといったものとは逆転の発想で、静かに行うこととしゃべる時を繰り返し続けるのです。たとえば10秒間バランスをとる。その時にしゃべらない。それをすることで、一定時間集中するのです。それはひとつの我慢でもあると考えます。しかし、これをただやっても面白くないんです。

ここで、子どもにとって魔法の言葉「ゲーム」と伝えるのです。その言葉を聴くと反応する子は多いはずです。そこを引き込んでしまえば、今度はみんな楽しそうなことをやっているからとさらに増えるわけです。そして、そこからが腕の見せ所。如何にメリハリをつけて子どもたちを楽しませるか。そこは難しくも楽しいところですね。

また、片足バランスゲームは集中力をつけるのに良いという話も聞くのでよりよい効果が得られるのではと思います。

 子どもの前に立つと緊張する人、いつも前に出てうまいなと思わせる人。それは経験の差だと思います。やるかやらないか。それが差にでるからこそ、たくさん機会をつんでいくことが大切だと思いますし、私もこれからも経験をつめればと思います。