五味太郎 「うさこちゃんとうみ」 『絵本を読んでみる』 平凡社
子どもが始めてであう本→絵本年齢の無論さ
単純化→絵・文章 ⇒ビギナーに向いている
⇒幼児は複雑に設定されていても、単純に遊ぶ
○絵○
線画色指定のみ
↓
平面的。陰影や奥行き、明暗やゆがみがほとんど排除されている
海⇒貝⇒バケツ
絵が文章を説明していない
絵は絵なりに、文章と微妙な関係を持ちながらややバラバラに進行していく
うさこちゃんとふわふわさんのかきわけ
↓
ひげ一本
水平線を一本
↓
海と空の書き分け
貝を拾う絵はない ←いろんなかいをばけつにいれました
○文章
とりあえず自分は行くけど、どうする?
「我」から出発する
いきたいひと だれ?
うさこちゃんの「我」をゆさぶる
とうさんがひいてやろう
そうすればおまえもくたびれないではやくうみへつけるだろう
おまえひとりではけたのかい
もっと遊んでいたいけどもうかえらなくちゃならないな ⇒ おわり
↓
↓ 絵本の厚み、持つ手でわかる
でももっとあそびたい → 読者の気持ち
絵が文章の説明のためのイラストレーションじゃなくて独立した「絵本の絵」
俳句に近い → 直接表現のないものをどれだけ読めるか