覚書 切り取ったものの見方
- 目次
- 片面しか見ないことの危険性
- 両面見ることの公平性
- 伝えることの優しさ
- 伝えないことの優しさ
- 目的はなに?
- 誰と戦っているの?
- 切り取ったものの見方をしても誰も幸せにならない
- 明日は我が身
片面しか見ないことの危険性
同僚から、上司から言われたことに申し開きができなかったことに腹を立てており、それについての相談を受けたことがある。
話をよく聞くと、自分がやってた行動の一部のみを見られ、それについて叱られたのだという
両面見ることの公平性
上記の問題を、どうすればよかったかという視点で考えると、両方の意見を聞き視野を広げればよかったということが考えられる。
両方の意見、つまり切り取られていない情報をもとに判断すればよかったのだろう-
伝えることの優しさ
しかし上司側からすれば、相手に伝えることはいけないのか?という意見もあるだろう。 上司も良かれと思い伝えているはずだ。しかし、少しの判断を誤っただけで不満へと繋がってしまったのだ。
伝えないことの優しさ
相手が傷つくのならいっそ言わないという考え方もあるだろう。
現代において、コミュニケーション能力は必須能力でありながらすごく難しい能力ともされている。
伝えたことで相手が傷つき、それを何かしらの形で伝わった時、いった本人も傷つく。それならば言わないという選択肢も致し方ないのかもしれない
目的はなに?
上記の理由から、言わないことは本当に優しさなのか? それは違うと思う。なぜなら、言わないことで本人は勘違いを続けて仕舞えば、成長につながらないし、勘違いから新たな被害を生む可能性もある。
そもそも、相手に伝える目的をきちんと持っているかの方が問題ではないだろうか。 言うことが目的ではなく伝えることが目的
伝えたいことや、なぜそれを伝えるかの目的がしっかりしていれば相手に伝わる可能性は高くなるだろう
それは、伝えたいことが明確である以上伝える言葉も自然と相手のことを考えるからだ
誰と戦っているの?
- コミュニュケーションは勝ち負けではない
この言葉は、すごく大切にしている。というのは、「同じ土俵に立たない」という大事にしていう考え方にとても近しいものを感じるからだ。
競争心は大切だが、コミュニケーションにおいて勝ち負けの精神をもちこむ必要はない。
切り取ったものの見方をしても誰も幸せにならない
切り取った見方をしないためには、相手にはどんな思いがあったのかを考える必要がある。そこに、「自分は相手より優っている」「相手に何か言ってやろう」とような気持ちがあると、切り取った見方をしてしまう可能性がたかいと私は考える。
明日は我が身
やってやった気持ちになっていないか。これはすごく大切。
もし、コミュニケーションを通して相手に勝った、という気持ちを持っていることに気づいたら一度振り返ってみて欲しい。
なぜなら誰もがマウントをとって相手を言い負かそうとしてしまう可能性があるから。
そしてそれは切り取った見方をしてしまい、自分も相手も不幸になってしまうから。