問題発生時の対応
人は対策をすぐに立てたがる
問題が発生すると、その原因をすぐに突き止めて対策を立てる。
このような動きは、即対ができる人によくみられがち。 しかし、その方法だと解決しない問題がある。物事の本質に気づかず、切り取った一面のみをみてしまっている可能性がある。
それは、誰が問題と感じているか?
問題発生時、それを問題と認識している人はどれだけいるだろうか?
もしかしたら、自分以外それを問題と感じていないのかもしれない。
もしかしたら、当事者のみが問題と感じていないのかもしれない。
前者と後者では取るべき対策が違う。
しかし、問題解決に取り組むべく、客観視をするあまり登場人物に重きを置かないことはないだろうか?
どうなっていたらいいか?
本来、問題解決は理想と現実の差で解決できるはずだ。
なぜなら、その問題を解決するというのはその問題がないということに他ならないからだ。
理想と現実の差を見つめる
どういう状態が理想かを考えることは、とても楽しいことだ。なぜなら未来を考え、問題が解決している状態を想像するので、不快な感情なども感じず思考にふけることができる。
その理想と現実は、差が明確になりやすく、次に取るべき行動が目に見えやすい。
問題解決を考えるとマイナスな現状から考えるため、ネガティブなイメージがある。そのネガティブを超えたところに理想があり、シンプルな解決が見えるからこそ、理想と現実の差を見つめてみてほしい。